Nilaxストーリー

失敗は、成功までの途中経過。 挑戦の日々が切り開く、未来の私。

入社2年目で新業態の立ち上げに挑戦。新しいチャレンジが、始まった。

失敗は、成功までの途中経過。 挑戦の日々が切り開く、未来の私。

ニラックスのいちばん好きなところは、チャレンジスピリッツ。そう横森は胸を張って言い切る。

常に新しいことに挑戦し続ける。決して失敗した者を責めたり笑ったりはしない。ニラックスは、志熱きチャレンジャーのための集団だ。

現在、むさしの森珈琲 所沢住吉店でマネジャーを務める横森もまた入社3年目で現職に就くまでの間に、いくつものチャレンジを重ねてきた。中でも印象深いのは、入社2年目に携わった新業態の開発プロジェクト。激戦区・池袋にオープンする新業態の立ち上げメンバーに抜擢されたのだ。これまで何度か新店舗の立ち上げは経験したことのある横森だったが、新業態となると話は別。未知なる経験の連続だった。

「業態によって求められるサービスもオペレーションもそれぞれ違います。新業態となると、店内の動線からスタッフのトレーニング方法までイチからすべて自分たちで考えなければいけませんでした。しかも、私以外の社員は自分より先輩の方がほとんど。中には社歴10年を超えるベテランもいて。その中でちゃんと自分なりの意見を発信していかなければいけないことに、最初は戸惑いましたね」

もともと物怖じしない性格だ。会議で発言すること自体に抵抗はなかった。足りなかったのは知識と経験。先輩たちが自身の実体験をもとに様々なアイデアを打ち出していくのに対し、自分の発言は言ってしまうと「思いつき」。信頼に足る根拠がなかった。

「だから自分の意見が本当に正しいのか強い自信が持てなくて。そういう不安は最初のうちは大きかったような気がします」

オープンまで残り2週間。全員で乗り越えた怒濤の毎日。

だが、時間は待ってなどくれない。横森が正式に配属された時点で、すでにオープンまで2週間を切っていた。決めるべきことをどんどん決めていかなければ、とても間に合わない。チームが一体となってオープンに向けてピッチを上げる。1日1日と時間が過ぎていく中で、少しずつルールや環境も整備されはじめた。

「すごく小さなことなんですけど、よく覚えているのが、みんなで接客用語をいろいろ考えていて。お店が唐辛子を使った鍋料理が目玉だったので、それに引っかけて、お客様がお帰りになるときに『ありがとんがらし』って声をかけたらどうかってアイデアを出したんです(笑)。そしたら、周りの人が面白がってくれて、実際に採用してもらえることに。些細なことかもしれませんが、そうやって自分の提案が認められて、お店全体で使ってもらえたことが嬉しかったし、少しは自信にもなりました」

たとえ経験や知識は周りの先輩に劣っていても、いいお店をつくりたいという気持ちだけは負けないように。そんなひたむきさが、横森の武器だ。

そして、何とかお店はグランドオープン。ここから新業態の新たなる歴史が幕を開けるはずだった。しかし――

「正直に言うと、なかなかお客様が集まらなくて…。営業はかなり苦戦が続きました」

不利な立地をどう跳ね返すか。どんな苦境でも衰えぬチャレンジスピリッツ。

敗因は、立地だ。ただでさえ競合店舗の多い池袋。新業態の店舗はビルイン型、それもビル内の奥まった場所にあり、発見してもらうだけでも困難だった。しかも、新業態ゆえに知名度はゼロ。周辺には有名チェーン店が濫立しており、馴染みのある他店に客足を奪われてしまうという劣勢から、なかなか脱却できなかった。

「料理はおいしいものを提供できている自信があったし、実際にご来店いただいたお客様には満足していただけている手応えもあった。だから、まずは認知してもらうことが最重要課題。それで、ビラ配りをしたり、どんなものが食べられるかひと目でわかるようお店の入り口にメニューを置いたり、デジタルサイネージを置いて映像を流したり、まだ知らないお客様に気軽に入っていただける工夫をみんなで考えました」

オペレーションもトライ&エラーが続いた。どれだけオープン前に綿密にシミュレーションをしても、実際に営業を開始したら不便や不具合は次々と発生する。そのたびに改善案を考え、実行・検証し、より有効なプランを練る。新業態の立ち上げは、PDCAの繰り返しだ。昨日決定したことが次の日には変更になっていることも日常茶飯事。それにいちいち振り回されて疲弊していたら、とても持たない。常に先を予測し、柔軟に対応する。ハードだが、横森にとっては楽しい日々でもあった。

だが、人事の都合で横森はオープンから3ヶ月で別の店舗に異動することに。そしてそれからさらに6ヶ月後、なかなか売上を伸ばせず、新業態はわずか8ヶ月で閉店を迎えることとなった。

残酷な言い方をすれば、この新業態は失敗に終わったチャレンジかもしれない。だが、決してただの失敗ではないのが、ニラックススピリッツだ。

「短い期間でしたが、新業態に関わることで、ゼロからお店が出来上がるプロセスを直接体験できた。それに何より、いろいろ試行錯誤を繰り返したおかげで、たとえ失敗したとしてもまた挑戦すればいいんだっていうことを実感として学べたことが大きかったですね。この経験は、今の私にとって大事な財産になっています」

慣れないマネジャー業への挑戦。理想のスタイルを模索する日々。

自らの言葉を証明するように、横森は今、与えられた場所でチャレンジを重ね続けている。2018年6月から『むさしの森珈琲 所沢住吉店』にマネジャーとして着任したが、決して自らはリーダータイプではないと言う。むしろ二番手の方が性に合っている。そもそもマネジャーになりたいと思っていたわけではなかった。そう横森は本音を明かす。

「私はどちらかと言うと何でも自分でやりたいタイプ。でも周りを見ていると、いいマネジャーほど自分のできないところをちゃんとオープンにした上で、周囲の力を借りている。周りのクルーが『この人のためなら』とひと肌脱ぎたくなるような人柄がマネジャーには必要なのかなと思っているんです。だけど、なかなかそんなふうにはなれなくて…。自分らしいマネジャー像はまだまだ模索中です」

そう言いながら、横森が自分に向いているとは思えないマネジャー職に挑戦したのは、この新しいチャレンジがきっと自分を成長させてくれるとわかっているから。悩みながらもマネジャーという仕事と一心に向き合っている。

「今私が思っているのは、確かにマネジャーは店舗の責任者ではあるけれど、お客様のことを誰よりもいちばんよくわかっているのはクルーの方。日々のお客様とのコミュニケーションを通じてクルーが得た気づきをカタチにできるよう動くのが、マネジャーの仕事だということです」

クルーの力を借りて、より良い店づくりを。この経験は、きっと財産になる。

たとえば、こんなことがあった。『むさしの森珈琲 所沢住吉店』は、近隣に産婦人科がある。そのため妊婦のお客様が多く来店する。ゆったりとしたソファ席が人気の同店だが、身重の体では深く座り込めない。妊婦のお客様にはクッションがあった方がより喜んでいただけるのではないか。横森は、とあるクルーからそう提案された。

「それは、出産を経験していない私では絶対に思いつけないアイデア。すぐに本部に連絡してクッションを導入してもらいました。マネジャーとクルーという立場ではありますが、クルーの中には私より年上の方も多く、経験値という意味では絶対的に上。私の知らないことをたくさん知っているし、私では気づかないところにも細かく目を配れる方ばかりです。そんな優秀なクルーがいるのも、ニラックスのいいところ。今はクルーのみなさんの力を借りて、所沢住吉店をもっといい店舗にしていけたらと思っています」

挑戦をすれば、必ず失敗のリスクがつきまとう。だが、それを恐れて同じ場所に踏みとどまっていたら、変化も成長もない。臆せず踏み出した人間にだけ、次なるステージが開かれるのだ。

ニラックスが、チャレンジを後押しするのも、そんな挑戦の数々が必ず力になると信じているから。たとえ失敗に終わったとしても、それは成功までの途中経過。三振を恐れず、次の打席でも全力でフルスイングすればいい。

横森もまた慣れないマネジャーというポジションで、新しいチャレンジを楽しんでいる。きっとこの葛藤もすべて未来の自分の糧になると信じて。

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